2011.1.7 スペイン・セビリア大学ワークショップの報告

セビリア大学との合同ワークショップに3回生が参加してきたのでどんな様子
だったか簡単に報告してもらいました。詳しくは、次回のゼミで報告があると思います。
また、ホームページ上でも載せられたら、と思います。

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2010年12月29日

みんなとても元気です。毎日、セビリアを拠点にあちこちいろんな街や風景を存分に楽しんでい
ます。今日はセビリア郊外のイタリカという古代ローマ時代の遺跡を。明後日は集落めぐりへ
バスで。 残された日数も少なくなってきましたが、外国の空気をめいっぱい吸い込んで、いろん
な事を吸収して帰りたいと思います。

今回のワークショップの概要を簡単に説明します。
セビリア市内のある博物館のコンバージョンです。1929年アニバルゴンザレスという建築家に
よって建てられたアールヌーボー様式の古い建築です。この建築を今のセビリアの街に合わせて
何か新しい使い方を提案する、というものでした。

まず初日に敷地調査に行きました。 セビリア大学の学生3〜4人と滋賀県立大学の学生3人で
チームを組みました。コミュニケーションのツールは主に英語とスケッチです。アイデアを出し、
さらにそれをどのように相手に伝えるかを考えるのは大変で、初日は3時間という短い時間の
ワークショップだったのですが、すごく疲れました。

2日目は朝10時から夜9時までひたすらアイデアのひねり出しとコミュニケーションを繰り返し
ました。いつもは使わない英語とジェスチャーとスケッチで意思疎通をしました。

3日目はそれぞれのグループの成果を発表しました。提出はA1プレゼンボード1枚。自分が気に
入った案に投票しました。全6チーム中見事1位に輝いたのは、日本の文化とスペインの文化を
つなげる「温泉」というアイディアでした。 古代ローマ時代の後にイスラム文化の影響を受けた
というスペインの背景を踏まえて、古代ローマ時代、イスラム時代の公衆浴場と、日本の文化で
ある温泉を交えた、文化の融合をコンセプトにしているものでした。ちなみに、この案は大日方君
の班でした^^セビリア大学の学生と考え方が微妙に違ったのが面白かったと語る大日方くん。
どのように違ったのか、詳しくは帰国後、大日方くんまで。その後、みんなで打ち上げに行きました。

短い時間でしたが、充実した時間を過ごすことができました。とてもいい経験になりました。


3回生 井上悠紀

 
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2011.1.1 謹賀新年

明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。

                                布野修司研究室