滋賀県立大学環境科学部附属「集水域実験施設」は,流域の水質,景観,自然生態系の保全と管理のための教育・研究をおこなうためのフィールドステーションで,森林実験流域と観測タワー,宿泊可能な実験棟から構成されています。森林実験流域には,イヌワシやクマタカなど貴重な動植物が生息しています。また,冬季には1?2 mも積雪します。この広大で自然豊かな集水域実験施設を活用し,森林植生の動態の解明や,森林からの窒素流出機構の解明,森林から排出される物質の化学組成の調査などさまざまな調査・研究がおこなわれています。